産後の生理
産後の生理はいつから?
* 産後の出血には、悪露、月経(排卵出血なども含む)の他、胎盤等がまだ子宮内に残っている、びらんやポリープなど他の病気や原因もありさまざまです。
* 生理は母乳が出ている間はホルモンの影響で抑えられる傾向にありますが、大きな個人差があります(下記の母乳との関係をご覧ください)
* 産後の体の回復の状況や育児の負担によって生理不順が多く見られ、生理期間が長引いたり量が少なかったり、周期がまちまちです。
* しばらくは無排卵の生理であることが多いと言われています。無排卵が多いと言っても排卵が伴う生理もあり、次の生理を見ぬまま妊娠することもたまにあるようです。
* 早くて産後1ヶ月半でも生理になりますが、その時は悪露も続いている人も少なくなく、または他の炎症やびらん等の出血も考えられ、生理かどうかなかなか分かりにくいです。もし気になるときには病院でご相談ください。
* 基礎体温を測ることによって自分の体の様子を知ることができるかもしれません。ただ、産後は数時間おきの赤ちゃんの世話がありますので、「規則正しい生活中、さらに規則正しく体温を測る」という基礎体温を測るときに求められる条件がなかなか整わないことも事実です。
悪露との区別
産婦向けの本等に書かれているおおまかな説明には
* 分娩直後 鮮やかな赤色をしていて量も多い。
* 産褥2、3日目 まだ色は赤いものの量は徐々に減っていく。
* 産褥4、5日目 鮮血だったいろが徐々に褐色に変わり、減っていく。
1週間後 徐々に褐色の色が褪せていき、黄色がかった薄い色になっていきます。
産後3週間後 色は淡黄色のクリーム状になり、おりものに近くなります。
産後4週以降 やや薄い色のある透明なおりものに変わります。。
* 授乳中は子宮が収縮するので悪露が一時的にまとめて出ることがあります。
などです。
病院に行くケース
悪路は子宮の回復の目安になります。
* 悪露の量が大変多い、血が流れ続けるような感じが続く。
* 腹痛がある。痛みが続く、強くなる。
* 悪臭がある。
* 熱、微熱がある。
* もし、悪露が非常に多い場合や、3週間以上経っても血色が消えない場合は、子宮の回復不良が疑われます。
悪露や子宮の回復には個人差がありますし、特に問題のないケースもありますが、心配事があれば診察するにこしたことはありません。
産後1ヶ月健診で子宮の状態を調べる内診がありますが、なにかある時には早めにご相談ください。
症状が重くなってからでは休むことができない赤ちゃんの世話に響きます。
母乳との関係
* 出産後に母乳を促すホルモンであるプロラクチンが脳下垂体から分泌されますが、このプロラクチンが卵巣に働いて排卵を起こりにくくします。その結果母乳中は生理が抑制される傾向にあります。
* 生理と母乳との関係は個人差があり、母乳が止まったり止めたりすると生理が来る傾向にはあるものの、母乳と生理が両立する場合もあり、大きな個人差の中にあります。
* 母乳指導で極端に生理がよくないこととして取り上げられる方針もあるため、多少の混乱が見られます。(偏った栄養をを取ったから生理が始まった、母乳がまずくなるなど)実際に生理が始まると母乳は減る傾向にはありますが、栄養状態がいい現在、母乳中でも生理が始まるときがあります。
* 個人差が大きいですので、極端な意見に振り回されず自分なりのペースをつかんでいくことをお勧めします。
* 「母乳さえでれば生理は始まらない」という誤認によって授乳中は避妊をしなくていいと考えている方もいらっしゃいますが、それは間違いですので、予定がない場合はご注意ください。
いつまで生理がないと病院に行けばいいの?
* 産後1年後に生理がなかったら
* 断乳後3ヶ月
など言われますが、医師の考え(あるいは産婦の状況)によって多少ばらつきがあるようです。